風柳メモ

ソフトウェア・プログラミング関連の覚書が中心

GAEのログ(Logs)のCPU Time関連の値等の見方

Google App Engineのログ(Logs)画面、特に所要時間関連はいつも適当に流していたので、きちんとした意味を把握しようとGoogle グループで質問してみた。
該当ディスカッション:Google グループ



ログは例えば

2011-05-07 20:42:53.656 (アクセスPATH) 200 4998ms 37518cpu_ms 28255api_cpu_ms (サイズ) (ユーザエージェント情報),gzip(gfe)
(端末のIPアドレス) - - [07/May/2011:20:42:53 -0700] "GET (アクセスPATH) HTTP/1.1" 200 (サイズ) - "(Referrer)" "(ユーザエージェント情報),gzip(gfe)" "(Host)" ms=4999 cpu_ms=37518 api_cpu_ms=28255 cpm_usd=1.042369

のような表示になるが、各値は次のように読み取る。

*ms、ms=*

当該リクエストに対する所要時間(実時間・単位:ミリ秒)。

*cpu_ms、cpu_ms=*

当該リクエストに費やしたCPU Time(単位:ミリ秒)。

*api_cpu_ms、api_cpu_ms=*

当該リクエストに費やしたCPU Time中、(datastore等の)API処理に費やしたもの(単位:ミリ秒)。

cpm_usd=*

Cost Per Mille, United States Dollarsのことで、1000回辺りのコスト(単位:米ドル)を意味する。
cpm_usdの値/1000が当該リクエスト(1回辺り)の課金額の目安となる。



なお、CPU Timeは(仮に)当該リクエストを1.2 GHz(1200MHz)のIntel x86プロセッサで処理したものとして換算した所要時間(当然、高速なプロセッサを用いたり、複数のプロセッサで並列処理した場合には実際の所要時間はこれよりも短くて済む)。
参考:Quotas - Google App Engine - Google Code